異常を異常と感じない不幸な夫婦【金元死刑囚、横田めぐみさんの両親と面会】

>金元死刑囚、横田めぐみさんの両親と面会


北朝鮮による拉致事件は重大な国家犯罪だが、
もはやこの横田夫妻のやっていることには首を傾げざるを得ない。


金賢姫元死刑囚は、横田夫妻が非難しまくっている北朝鮮の元工作員だ。
韓国政府の政治的判断によって特赦にはなっているが、
大韓航空機爆破事件」で115名もの尊い命を奪った犯罪者なのだ。
にも関わらず、
>3人は、ケータリングのフランス料理を食べながらめぐみさんの思い出話をして、初対面を喜んでいたという。
…唖然とするしかない。


この横田夫妻の政治的な活動を振り返ってみよう。
拉致問題の解決については、気色悪い取り巻きを集めてしまい、
北朝鮮との交渉ではなく、「圧力」ばかりを主張し、
最終的には「家族会」を極右圧力団体に仕立て上げ、
アメリカまで乗り込んで、ブッシュ大統領北朝鮮への更なる強硬な制裁を要求してきた。


それが、
>金元死刑囚との面会
やと?


■参考:気色悪い取り巻き
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会
 事務局長:増元照明
 http://www.interq.or.jp/power/masumoto/ 注:変な歌が流れるサイトです(;´Д`)
  倒産寸前(笑)の極右CS放送日本文化チャンネル桜」にはもちろん出演。
救う会北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
http://www.sukuukai.jp/
 救う会役員(2010年3月28日現在)
  名誉会長 藤野義昭
  会長 西岡力(国家基本問題研究所所属)
   国家基本問題研究所:櫻井よしこが設立したシンクタンク(笑)
   http://jinf.jp/ メンバーは保守・右翼・極右勢ぞろい(笑)
  副会長 島田洋一福井県立大学学術教養センター教授)
   シオニスト、反パレスチナ(反アラブ・反イラン)かつネオコン


横田夫妻は一体何を欣喜雀躍としていたのだろうか。
結局は我が子かわいいだけの行動やないか。
いや、もちろん「我が子かわいさ」という感情を私は決して否定しない。
それは人間の自然な純粋な感情であるからだ。
横田夫妻の怒りと悲しみはめぐみさんの過去から現在の状況を知ることからし
何の解決にもつながらないことも否定してはならない。
私も横田夫妻の感情的行動は正しいとは考えている。


しかし、かの夫妻の展開して来た拉致問題解決のための「政治的運動・手法」は、
もう既に訳の分からない次元のいわば滅茶苦茶な暴挙に突入してしまっている。
先にも述べたような親心という感情論を最悪の意味で超越している。
救う会」等の極右の取り巻き、有象無象に利用されているだけではないか。
今回の「面会」という政治活動も、その典型例ではないか。


>金元死刑囚が拉致被害者横田めぐみさんに日本語を教わっていた金淑姫元工作員と一緒にめぐみさんと一度会ったのは「84年だった」と証言したと話した。
>そのほかに、22日の出席者の家族に関する新たな情報はなかったという。


しかも上記のように、得られた新たな情報はほぼ皆無という結果だった。
個人が日本政府と韓国政府といった国家権力へ何らかの要求をする権利を私は絶対に否定しないが、
その行動に少しは理念や方法論というものが必要ではなかったのではないか?


このような政治的運動を続けるのならば、横田夫妻にはもう被害者面はやめて貰いたい。
このままでは他の拉致被害者の御家族にとっても悪影響しか与えないだろう。
もはや異常を異常と感じない異常な状態だ。
横田夫妻は、異常を異常と感じない不幸な悲しい夫婦になってしまっている。


http://www.news24.jp/articles/2010/07/22/07163285.html
金元死刑囚、横田めぐみさんの両親と面会
日テレNEWS24 - 07月22日 01:14)
 長野・軽井沢町に滞在している北朝鮮の元工作員大韓航空機爆破事件の実行犯・金賢姫元死刑囚は21日夜、北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさんの両親と面会した。
 横田さん夫妻と金元死刑囚との面会は約3時間行われ、21日午後10時ごろに終了した。3人は、ケータリングのフランス料理を食べながらめぐみさんの思い出話をして、初対面を喜んでいたという。
 新たな証言があったかはわかっておらず、22日朝に行われる横田さん夫妻の記者会見が注目される。


http://www.news24.jp/articles/2010/07/22/07163330.html
金元死刑囚「めぐみさん会ったのは84年」
日テレNEWS24 - 2010年7月22日 19:51)
 北朝鮮の元工作員金賢姫元死刑囚は、22日午後から都内のホテルで拉致被害者家族らと面会した。拉致被害者家族らはその後、会見を行い、金元死刑囚が拉致被害者横田めぐみさんに日本語を教わっていた金淑姫元工作員と一緒にめぐみさんと一度会ったのは「84年だった」と証言したと話した。
 そのほかに、22日の出席者の家族に関する新たな情報はなかったという。
 拉致被害者田口八重子さんの兄・飯塚繁雄家族会代表は「絶対生きてますよという言葉を(彼女の口から)何十回も聞いているんですね。私の感じでは、彼女がそれだけ言うのは相当な確信を持った状況から言っているのだろう」と話した。
 また、拉致被害者有本恵子さんの母・嘉代子さんは「あの人としては、本当にちょっとでも私たち拉致被害者家族のためになることをしてあげたいという気持ちがこちらに伝わってきました」と話した。
 金元死刑囚は中井拉致担当相主催の夕食会に出席し、23日午後に帰国する予定。