東日本大震災に思う【被災者・原発事故】

東日本大震災にて被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

まずは安否不明者の捜索・避難者の救援が最優先に行われること、
いまだに非常事態の福島第一原発事故を収めることが必要です。


地震津波は自然災害でしたが、原発事故は完全に人災です。
今は「脱原発や反原発を言うな」という言説が巷にはあふれているようですが、
私はひつこく言い続けます。

単純に考えて「原発は怖い」ですよ。
原子爆弾の原理を地上で制御しようなんて、無理です。
今までの歴史が証明しているように、
原発の事故では、対策すらとることが非常に困難であり、
事故の影響は後年まで長々と続きます。


そもそも論からいえば、ウランの可採埋蔵量は少ないのが事実です。
他の化石燃料よりも少なく、原発発電効率は無駄そのものです。
「少ない」のを逆手にとって、高速増殖炉が出てきましたが、
これなんか今の原発よりもはるかに制御が難しく、コストも高すぎで、
もはや世界中で研究自体がストップです。

核融合炉とか言ってる能天気な方々もいますが、
こんなん「太陽を地球上で再現する」もんで実用化不可能ですわ。

1923年9月の関東大震災に際して、ある人が残した片詩。



九月一日
ジシン・・・・・・・・有史以来の大惨禍
人間社会の虚偽を破壊し尽くす
近代文明の臨終
九月二日
おお夜が明ける
見よ、猛火の中からのぼる陽の色が
人間の進むべき道を示している
生きる道だ
われらは今すぐ真剣な道に
歩みを転ねぜばならぬ
覚めよ兄弟
お前はいつまでも
誤まれる文化の船に自らを
託せんとするか、噫 (一九二三年九月・唖)

人間のクズ:川東大了

人間のクズ:川東大了


「エッタ出てこい。どエッタ」と水平社博物館前で差別発言連呼
http://www.bll.gr.jp/news2011/news20110307-3.html
「解放新聞」(2011.03.07-2509)
在特会」が企画展を妨害 県連は糾弾闘争の展開へ
  【奈良支局】「エッタ博物館、非人博物館」「エッタ出てこい。どエッタ」などの差別語を「在日特権を許さない市民の会在特会)」(後述)のメンバーが連呼した。
  在特会が1月5日、御所市柏原にある水平社博物館に来て、開催中の企画展「コリアと日本―韓国併合から100年―」の展示内容にたいして、「事実と異なる」などと企画展への妨害行動をおこなった。
  また同月22日には、同博物館前でハンドマイクをつかって街宣をおこない、「自分は川東大了だ」と名乗り「目の前のエッタ博物館、非人博物館」「エッタ出てこい。どエッタ」などと差別発言をくり返した。
  県連は、この差別事件を奈良地方法務局に提起するとともに、関係機関と連携して糾弾闘争を展開する方針を明らかにした。
   ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 在特会は、東京に本部を置き、在日特権の完全な廃止」「入管特例法の廃止」「過去の歴史の清算」などを目的に活動し、差別・排外主義を煽動している。
  09年に12月4日に京都朝鮮第1初級学校の校門前で「北朝鮮のスパイ養成所。日本から出て行け。スパイの子ども」などと1時間にわたって叫び、授業を妨害した(朝鮮学校襲撃事件)ことから10年8月10日に京都府警が同会幹部ら4人を威力業務妨害の疑いなどで逮捕している。

在特会側はしらばっくれてますが、愚劣なレイシズムの帰結の典型ですね。


>部落側のいわれなき非難に対しては毅然とした態度で臨んでいく方針です。


解放新聞による在特会関連の虚報について
http://www.zaitokukai.info/modules/news/article.php?storyid=448

平成23年3月7日付の解放新聞で、1月に水平社博物館で行われた企画展に対して在特会が抗議街宣を行い妨害したなどと虚報を垂れ流していることが判明しました。在特会として水平社博物館への抗議街宣を行った事実はなく、この虚報について近々に同新聞社へ抗議文を送付するとともに、会として司法手続きを取ることを決定しました。

該当の街宣を行った在特会副会長の川東大了氏からの連絡では「この街宣は川東個人として行った。」「博物館側には個人として抗議に来たことを伝え、自宅住所と電話番号を告げているが現時点で連絡はない。」「事前に奈良県警に許可を得て街宣を行っている。」「在特会の名前はいっさい出しておらず、解放新聞の意図的な虚報に怒りを覚えている。」とのことでした。

1月時点において川東氏は京都事件における保釈条件が設定されており、在特会関係者といっさいの接触はありませんでした。この一点をみても今回の解放新聞の記事は極めて悪質な虚報であると言わざるを得ません。なお、川東氏は奈良地方法務局から依頼があればいつでも現地に赴き部落解放同盟側へ反論していくとのことです。

在特会として今回の個人街宣について関知し得えませんが、部落側のいわれなき非難に対しては毅然とした態度で臨んでいく方針です。


平成23年3月8日(火) 在特会会長 桜井誠

速報!二人が解放されました!

「2・20アメリカ大使館前での弾圧を許さない。」ブログからの転載記事です。

★ ★ ★

http://d.hatena.ne.jp/ametaiQ/20110303/1299134466
速報!二人が解放されました!
 本日(3月3日)、拘留されていた二人の仲間が解放されました。本日16時30分から予定されていた勾留理由開示公判は中止となります。詳細はまたのちほどお伝えさせていただきます。みなさん本当に応援・ご支援ありがとうございました。
 もちろん、これから検察処分があるなど、事態はまだまだ終わったわけではありません。救援会は引き続き活動を行っていきます。みなさん、これからもよろしくお願いいたします。

救援のための諸経費として、カンパをお願いしています。
救援カンパのお願い
 弁護士費用をはじめとする諸経費のために、どうかカンパをお願いいたします。
 郵便振替用紙に「2.20アメ大Q」とお書きいただき、
 以下へお振り込みください。
  振込先;ゆうちょ振替
  口座番号:00140ー2ー750198
  口座名称:ミンナノキュー
 ※他銀行からのふりこみの場合
  019(ゼロイチキュウ)店 当座 0750198

何でも義憤で解決!【海上保安官の逮捕 見送る方針】

海上保安官の逮捕 見送る方針


まあ1万歩くらい譲って考えたとして、
確かにこの自慰開陳低能海上保安官殿
証拠隠滅や逃走するという可能性は低い。
従って逮捕・拘束しなくても取り調べは継続できるやろう。
なんたって、この43歳の海上保安官殿は、

「映像はもともと国民が知るべきものであり
 国民全体の倫理に反するものであれば
 甘んじて罰を受ける」

なんてエラソーに言ってる
義憤にかられて
情報を漏洩した公務員やから(笑)
国家の奴隷奉仕者が逃げる訳ないわな。
コイツの言う国民が
どういう国民なのか、
どういう倫理なのかは、
推して知るべきやが。



しかしながら現実の日本では、
警察による多数の微罪逮捕や別件逮捕や、
裁判所がホイホイ出す捜査令状を利用しての捜索(ガサ入れ)もある。


こういう実態は捜査当局殿は放置かい、
さすが法治国家
なんて綾小路きみまろくらいしか言わないようなことを
書いてまうやないか。


今後は誰が何をしても
「義憤にかられてやった」と言えば
OKなんやろうな、え、警察よ?
何でも義憤で解決やな!?


根本的に問いたいが、
海上保安官なんていう
武装組織が義憤といえば
こんな単なるワガママでも、
何をしてもええんか?


身勝手な愛国心やら正義やらを振りかざして
公務員である軍人がクーデターを起こして
軍部が独断専横を極めて
最終的には軍国主義国家を完成させて
自国だけでなく
他国にまで大被害をもたらした
過去の歴史という教訓は無視かよ。


このような自分だけの脳内妄想の正義感に基づく
勘違いの英雄気取りがまた出て来るんとちゃうか?
定番の平成維新とか絶叫して(笑)
既にネット内限定では同様な物体が見られるしな(´Д`)y-~~


http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010111500576
海上保安官の逮捕見送り=在宅捜査を継続―月内にも捜査終結・捜査当局
時事通信社 - 11月15日 17:03)
 沖縄・尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突のビデオ映像流出事件で、捜査当局は15日、事情聴取を続けてきた神戸海上保安部の海上保安官(43)について、証拠隠滅などの恐れはないと判断し、逮捕を見送り、任意捜査を続ける方針を決めた。同日午後、東京地検と警視庁の幹部らが協議し決定した。
 今後、在宅での捜査を今月中にも終え、国家公務員法守秘義務)違反容疑で警視庁捜査1課が同地検に書類送検する。検察当局は送検後、早期に刑事処分を決める。
 捜査関係者によると、検察、警察両当局は同日、海上保安官による流出行為の悪質性や、証拠隠滅の恐れなどについて意見を交わした。
 その結果、保安官が勤務していた巡視艇「うらなみ」の共用パソコンで、誰でも見られる状態で映像が保存されていたことなどから、悪質性は低いとの意見が大勢を占めた。
 裏付け捜査の結果、保安官の供述は大筋で正しいことが確認されたほか、自ら上司に流出を申し出て、自分の意思で海保施設にとどまっていることなどから、証拠隠滅や逃走の恐れもないと判断した。
 ただ、保安官が帰宅後、出頭要請に応じない場合や、虚偽の供述が確認された場合には、逮捕する可能性もあるという。
 保安官は、逮捕されないことが決まれば帰宅する意向を示しており、近く海保施設を出る可能性がある。捜査1課は15日、午前10時半ごろから正午すぎまで、施設内で保安官を聴取。保安官は同日夜、解任した弁護士とは別の弁護士と面会した。

自意識過剰の自慰開陳ナルシシスト海上保安官【直筆メモ残す】

海上保安官、直筆メモ残す 衝突映像流出



悩みを自問自答と(笑)つづってとは、単なる自意識過剰の自慰でしかないっちゅうねん。
オマエはナルシシスト(ナルシスト)か(´Д`)y-~~



こういう勘違い「愛国・正義バカ」が日本の公序良俗・安寧秩序を「守る」というのは、
既に明治以来の伝統文化やな。
オマエらはいつの間に「匠の世界」で生きとんねん?
2.26事件や関東軍の暴走が典型例やったしな。



今回のような事件が現実に今でも起こったとなると、
「日本の市民生活を守る」と称する警官も自衛官海上保安官も、殆ど信用でけへんな。
前から信用してなかったけど。


>映像は国民には見る権利がある〜海上保安官
>「罪と思わない」=聴取の海上保安官―船長への告白時・ビデオ流出


はあ?
この自慰開陳自意識過剰海上保安官のやったことは、単なる以下の法律違反やな。

国家公務員法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S22/S22HO120.html
(秘密を守る義務)
第百条  職員は、職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後といえども同様とする。
○2  法令による証人、鑑定人等となり、職務上の秘密に属する事項を発表するには、所轄庁の長(退職者については、その退職した官職又はこれに相当する官職の所轄庁の長)の許可を要する。

【国家公務員倫理法】
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H11/H11HO129.html
(罰則)
第四十六条  第十八条第一項又は第二十一条第四項の規定に違反して秘密を漏らした者は、二年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。


阿呆のエア右翼こと
ネット右翼ネトウヨ・自室予備自衛官・自室ネットワーク管理者は、
尖閣諸島で問題を起こした船長は厳格に法に基づき逮捕しろと騒ぎつつ、
今回の情報漏洩は「内部告発」と必死に擁護。
政府の情報管理に問題があると激昂しつつ、
情報漏洩をした海上保安官は英雄視するという、ハチャメチャぶり。   
    

オマエら全員、今すぐ自費で尖閣諸島へ行って、
中国の「愛国無罪」の阿呆たちと潰し合ってくれ。
「国を憂う」と絶叫するならば、それぐらいがオマエらにできる唯一の貢献(´Д`)y-~~

http://news24.jp/articles/2010/11/11/07170381.html
海上保安官、直筆メモ残す 衝突映像流出
日テレNEWS24 - 11月11日 12:44)
 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突をめぐる映像流出問題で、流出への関与を申し出た神戸海上保安部所属の海上保安官(43)が、10日に任意同行を求められる前に直筆のメモを残していたことがわかった。
 A4サイズの用紙の表と裏に書かれたメモには、映像の投稿が誰かの名誉を害することにならないか、尖閣事件の捜査の妨げにならないかなど、自分の行為を自問自答するような記述がある。また、国の尖閣諸島への管理の現状に疑問を述べているほか、今回の映像流出が犯罪行為であるならば、映像が機密であるという証明が必要ではないかと記している。
 これまでのNNNの取材に対し、この海上保安官は、映像は「国民が知るべきもの」と話していて、「海上保安庁の中でも機密という扱いではなかった」と主張している。
 一方、警視庁は10日に引き続き、11日午前10時ごろから事情聴取を再開している。ポイントは、映像の流出が国家公務員法守秘義務に違反するかという点にあるが、メモの内容からこの海上保安官が今後の捜査の焦点を認識していたことがうかがえる。

http://news24.jp/articles/2010/11/11/07170366.html
映像は国民には見る権利がある〜海上保安官
日テレNEWS24 - 11月11日 9:02)
 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突をめぐる映像流出問題で、「読売テレビ」の山川友基記者は、関与を申し出た海上保安官(43)に、この海上保安官が名乗り出る以前に神戸市内で接触していた。海上保安官は、山川記者に対し「この映像は国民には見る権利がある」と話した。
 山川記者が接触したのは、映像が流出した後の先週末。海上保安官は「私が(動画投稿サイトの)『YouTube』にアップロードした」と語った。
 山川記者「(接触したとき)非常に警戒しているという様子はうかがえた。話をする前に、今回のことについては『海上保安庁、あるいは検察庁、周りの職場の人に大変大きな迷惑をかける』と率直に話していた。事件そのものに対する憤り、政治的に現在の内閣にダメージを与える、そういうものは全くないと(海上保安官は)話した。ただ『この映像は国民には見る権利がある』ということを私に話した」
 また、海上保安官は「隠しておいていいのか。闇から闇に葬られ跡形もなくなってしまう。これは国民が知るべきものであって、国民一人一人が判断したらいい。誰もやってくれないなら自分でやるしかない」などと説明し、刑事罰に問われることに関しては「映像を流出させれば、職を失うことは覚悟していた」「本当に私がやったことが国民全体の倫理に反することであれば、これは甘んじて進んで刑にも服します」と語った。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2010111100892&j1
「罪と思わない」=聴取の海上保安官―船長への告白時・ビデオ流出
時事通信社 - 11月11日 20:03)
 中国漁船衝突のビデオ映像流出事件で、警視庁などの事情聴取を受けている神戸海上保安部の海上保安官(43)が、映像の流出を上司の船長に告白した際、「罪を犯したとは思っていない」と話していたことが11日、海上保安庁関係者の話で分かった。
 関係者によると、保安官は10日午前9時すぎ、パトロール中だった巡視艇「うらなみ」内で、船長に映像を流出させたと打ち明けた。
 船長から警察の捜査に協力するかどうかを問われた保安官は「罪を犯した意識はない。罪とは思っていない」と応じた。しかし、「海上保安庁が告発している事件なので、警察の捜査に協力はしたい」と述べたという。

国家公務員倫理法違反やろ【エア右翼の皆さんが絶叫する「国益」とは?(笑)】

>流出、海保の証拠映像と断定…十数本の一つ



まず、これは「流出」ではなく、もはや確信犯的「情報漏洩」やがな。


盲目的国家愛(奴隷的愛国心(笑))に満ち溢れ、いつも妄想の「国益」を連呼する
エア右翼(ネット右翼ネトウヨ)の皆様方の「定説」では、
確信犯的に国の情報を漏洩した海保職員よりも、
泥酔状態(という噂)で、領有権に関しては「棚上げ海域」にて
単なる衝突事故を起こした中国側船長の方が「悪質」らしい。


しかし常識的には(常識が通じないのがネット右翼ネトウヨだが(笑))、
今現在非常に微妙な状態にある日中関係を考慮すれば、
職務上知りえた情報、
しかも上記のように「国家の機密に関わる情報」を漏らした阿呆を擁護するのは、
エア右翼の皆さんが絶叫する「国益」や「愛国心」に全く矛盾してますな(´Д`)y-~~


驚くべきことに、今回の行為を
内部告発」と誉めそやす珍太郎(石原慎太郎)みたいなクズまで出現。


法律違反や触法行為、公務員という地位を利用した悪質な行為を公表するのが、
腹をくくった内部告発であって、今回の事例はただの情報漏洩やろうが。


海保は一体どんな情報管理・職員管理をしてんのかね。
海保どころか、日本という国の情報管理の「ありかた」の面目は丸つぶれで恥さらし。
それを見事に無視して、自室PC前で騒ぎ続ける
「自室ネットワーク管理者」・「自宅予備自衛官」・「自宅警備員」は黙っとけや。


今回の行為は、はっきり言えば、国家公務員倫理法違反でしかないな。

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H11/H11HO129.html
(罰則)
第四十六条  第十八条第一項又は第二十一条第四項の規定に違反して秘密を漏らした者は、二年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。


とうとう、今回の情報漏洩事件の裏には、
朝鮮高級学校無償化政策や人権擁護法案を隠して通すための
民主党のカモフラージュとか真剣にのたまう痛い方々まで出現する始末。


こういう例なんやろうな。      
     


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101106-OYT1T00417.htm
流出、海保の証拠映像と断定…十数本の一つ
(読売新聞 - 11月06日 14:31)
 尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の状況を撮影したビデオ映像がインターネット上に流出した問題で、海上保安庁と検察当局は内部調査の結果、石垣海上保安部(沖縄県)が那覇地検に提出した複数の証拠用映像のうちの一つが、流出した映像と同一のものと断定した。
 証拠用映像と流出映像では、映像に挿入されたテロップにわずかな違いがあることも判明。投稿者が映像を六つに分割する過程で、違いが生じた可能性もあるとみて、映像の解析を急いでいる。
 海保や検察関係者によると、石垣海保から那覇地検に提出された証拠映像は十数本あり、そのうち一つが約44分で、流出映像と内容が一致していた。ただ、映像に挿入されたテロップには、那覇地検に提出された証拠映像とわずかな相違点が見つかったという。
 一方、検察当局は5日深夜までに、那覇地検福岡高検最高検の各専用サーバーに登録されたビデオ映像ファイルへのアクセス記録の解析を終えた。問題のビデオ映像をダウンロードした検事や事務官を特定し、聞き取り調査を行った結果、職務以外の目的でのダウンロードや、他人になりすました不正なアクセスは確認されなかったという。
 那覇地検は、問題の映像ファイルを同地検の専用サーバーに登録したほか、福岡高検最高検のサーバーにも「捜査資料」としてアップした。映像ファイルを閲覧するためにはIDとパスワードが必要で、閲覧が可能だったのは、最高検福岡高検でそれぞれ3、4人ずつ、那覇地検でも10人程度だったという。
 検察当局は引き続き調査を行い、週明けに正式な調査結果を公表する方針。
 海上保安庁はビデオの管理状況などの調査を強化するため、6日午前、海保本庁と第3管区海上保安本部(横浜市)から新たに計2人の担当官を、石垣海保に追加派遣した。海上保安庁は5日、海保本庁の担当官4人を石垣海保などに派遣している。
 担当官は、映像を編集するなどしたパソコンについて、アクセス履歴などの解析を進めるとともに、約130人いる石垣海保の職員のうち、捜査にかかわっている職員約10人を重点に、配備パソコンなどの解析を進めている。