敗戦記念日やろが!【終戦記念日、各党が談話…「核」「日韓」言及】

終戦記念日、各党が談話…「核」「日韓」言及


いつも思うのだが、8月15日は終戦記念日やなく、敗戦記念日やろうが。
終戦」などと、戦争を自然現象のように捉えるのはおかしい。
戦争は、国家権力の意思によって開始され収束する。


8月15日は、「ポツダム宣言」の受諾を正式発表しただけであり、
ポツダム宣言」が法的効力を発揮したのは、日本が降伏文書に調印した9月2日以降である。


しかもなお、日本の軍国主義の象徴とも言える「治安維持法」は運用されていた。
哲学者の三木清が獄死したのは9月26日であり、他の政治犯が釈放されたのは、
ようやく10月になってからである。
GHQの命令でようやく法を廃止し、特高警察も解散させられたのだ。


こうした事実からも分かるとおり、
当時の日本の政府指導者達(山崎巌・岩田宙造など)はあの大敗戦を経てもなお、
戦争への反省は一切なかったと考えるのが妥当だろう。
日本が「ポツダム宣言」受諾の条件に「国体護持」に拘ったから当然といえば当然なのだが。
(しかし実は「ポツダム宣言」の文言・内容に国体護持の保証はなかった)


 ちなみに、最大・最悪の戦争犯罪人の一人であるヒロヒト昭和天皇 裕仁)は、
 むしろ積極的に戦争遂行に協力していたのが事実である。
 世間で言われているような、政治的に無力な存在では決してなかった。
 ヒロヒトのことを「穏健な立憲君主主義者で平和愛好家の生物学者」などと
 いまだに信じている馬鹿が何故いるのか、私にはさっぱり理解できない…。

 【参考】
 『昭和天皇と戦争―皇室の伝統と戦時下の政治・軍事戦略』
  http://tinyurl.com/2e9rhps


ポツダム宣言」の内容に国体護持の保証はなかったにも関わらず、
「国体護持」の変形である「象徴天皇制」が新たに創り出された。
全てはアメリカの政治的意思の結果である。


ここから、アメリカ合衆国ニッポン州の歴史は始まった(笑)



http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100814-OYT1T00970.htm
終戦記念日、各党が談話…「核」「日韓」言及
(読売新聞 - 08月15日 00:01)
 与野党は15日の終戦記念日にあたり、声明や党幹部の談話を発表した。今年が日韓併合から100年にあたることや、核廃絶への言及が目立つ。
 民主党は枝野幹事長が談話で、「どのような困難にあっても国際社会にねばり強く働きかけ、核廃絶への歩みを進める」と表明。また、「過去の歴史と正面から向き合い、その教訓と反省を未来の平和へとつなげる努力を続け、国際社会とともに平和を創造していく決意を新たにし、実現にまい進していく」などとした。
 自民党は、1910年に締結された日韓併合条約に触れ、「国際法的な評価につき、我が国の立場はいささかも変わるものではない」と強調したうえで、「(条約締結時の李氏王朝下の)大韓帝国国民であった方々に与えた多大の苦難に正面から向き合う勇気と真摯(しんし)さを持たねばならない」とした谷垣総裁談話を発表した。
 公明党は「核兵器は『絶対悪』との思想に基づき、断固たる決意で核廃絶に取り組む」とした。共産党も「世界平和と核兵器廃絶を正面から掲げ、外交諸問題の平和的解決のため、奮闘する」と主張した。社民党は「沖縄をはじめ、全国で引き続き在日米軍基地の整理、縮小、撤去や日米地位協定の改定を目指す」とした。みんなの党は「戦時体制のもとで完成された官僚統制・中央集権が残存している。改めて国民主権の確立を決意する」と表明。たちあがれ日本は「独立国家としてふさわしい戦没者追悼行政を再建する」とした。